特集

徳島ラーメンの今

これぞ、ご当地グルメ!
徳島ラーメンの今
1999(平成11)年、日本のラーメン好きに“激震”が走りました。新横浜ラーメン博物館に、徳島ラーメンが
名乗りを上げたのです。茶色いスープ、豚バラ肉や生卵のトッピング、ご飯と一緒に食べるスタイル…。
そのすべてが新鮮で、「日本最後のご当地ラーメンが発見された」と話題になりました。
でも、徳島ではこのスタイルは古くから市民の日常食となっており、
スープも店によって「茶系」「黄系」「白系」などのバリエーションがあります。
近年は「黒系」を出す店も登場。常に進化を続けています。
そこで戦後より愛される老舗から、新しい味を追求する気鋭の店まで、
お気に入りの一軒を探してみませんか。

屋台をルーツとする老舗
徳島中華そば 「銀座一福」
昭和26年、もともとは屋台として開業したという老舗。中国人からラーメンづくりの指南を受けた初代が、豚バラ肉のトッピングを最初に始めたともいわれています。茶色いスープのベースとなっているのは、創業時から継ぎ足して仕込んでいる元ダレ。「うちの店の宝物です」と話すのは三代目夫妻。昔ながらの味を基本としながらも、食べる人の健康を考えて塩分を控えめにするなどの工夫を行っています。また、もっちりとしたワンタンをトッピングしたワンタン麺も人気です。

月見肉入りラーメン、ワンタン麺

寡黙で職人気質のご主人。明るい人柄の奥様とともに、あたたかく客を迎えてくれます。

赤い暖簾が目印。長く愛されてきた老舗らしい、気取りのない雰囲気も魅力です

いつも笑顔いっぱいの奥様。「県外からもわざわざ探してきてくれるのよ」とにっこり
徳島中華そば 銀座一福
徳島市銀座10 Tel.088-652-2340
営業時間/11:00〜22:00(売り切れ次第終了)
月曜定休

店舗詳細はこちら

新横浜ラーメン博物館に出店!
「いのたに本店」
新横浜ラーメン博物館に出店したことで、徳島ラーメンを全国に知らしめた、いわばブームの一役を担ったともいわれる店。開業は昭和30年代初め、当初は食堂として営業していましたが、製粉会社に勤務していたという初代が、昭和41年頃に自家製麺のラーメンを出し始めて、じわじわと常連さんが増えていったとか。豚骨ベースの醤油味スープに、ストレートの細麺が絡み合い、えも言われぬ美味しさを醸し出しています。行列ができることもしばしば。


広々とした店内ですが、すぐに満席になり、行列ができることもあるほどです。

「先代から受け継いだ味を守りながら、お客様を喜ばせる店であり続けたい」と店主

中華そば中盛肉入り、生卵
「いのたに本店」
徳島市西大工町4-25 Tel.088-653-1482
営業時間/10:30〜17:00(売り切れ次第終了)
月曜定休

店舗詳細はこちら

ハーレー乗りの大将が受け継ぐ味
中華そば「かわい」
現店主・河井まもるさんの両親が、昭和54年に開業。味のお手本としたのは、今はなき「阿波一」という店。その懐かしい味を引き継いだ店でもあります。「阿波一」の大将からお墨付きをもらったという一杯は、豚骨醤油味のスープがまろやかですっきりとした味わい。ストレートの細麺も喉越しが良く、やみつきになります。河井さんはバイクを愛しており、地元の常連さんから県外のバイカー間で、広く愛される店です。


 

「阿波一を引き継いでもらって嬉しい!」という
オールドファンの声が聞こえることも

店頭に置かれた店主の愛車が存在感たっぷり!
「中華そば かわい」
徳島市川内町加賀須野436-4 Tel.088-665-2162
営業時間/11:00〜22:00(売り切れ次第終了)
日曜(祝日の場合営業)

白も黒も!進化する徳島ラーメン「可成家」
新しい味わいの開拓にも積極的な「可成家」。一番人気の「白」は、まろやかでコクのある豚骨・鶏ガラベースのスープが特徴となっています。また甘辛スープの「黒」は、徳島ラーメンらしい味わいの一杯。さらには鯛やうるめ節など魚介系のダシがきいた「香り」は、吉野川の特産品であるすじ青のりをトッピングに使うなど、地産品にこだわったオリジナルのメニューです。

支那そば白(中)

ラーメン屋らしからぬ洒落た店構えは、洋食屋だった時代の名残り。女性ひとりでも入りやすいと評判です
「可成家」
徳島市南庄町1-27 Tel.088-631-4158
営業時間/11:00〜22:00(売り切れ次第終了)
水曜定休(祝日の場合翌日休業)

母から息子夫婦へ引き継がれた味 中華そば「春陽軒」
40年以上前、現主人のお母さんが開業し、その味を守り続けている春陽軒。豚骨、鶏ガラ、昆布などで出汁をとり、地元産の選び抜いた醤油で調味したスープは、見た目は濃い茶色でこってりした印象。ところが口に含むととがりのない、やさしい甘辛味で、全部飲み干しても後口はスッキリとしています。徳島ラーメンらしい一杯には、先代から受け継がれた「お客様を喜ばせたい」との想いも込められています。

中華そば肉玉(大)、中華そば(小)


「春陽軒」
徳島市南田宮4-4 Tel.088-632-9818
11:00〜15:00(売り切れ次第終了)
月曜定休(祝日の場合翌日休業)

店舗詳細はこちら

ご紹介した店は、徳島ラーメン提供店のほんの一部。徳島市民にはそれぞれごひいきの店があります。
徳島ラーメンでは小サイズを提供している店もたくさんありますから、
あれこれ食べ比べを楽しんでみてはいかがでしょう。

他の徳島ラーメンのお店はこちら

取材・編集/四国旅マガジンGajA編集部 掲載内容は2018年12月現在のものです。


Copyright © Tokushima City All Rights Reserved.