〜津田、新浜、沖浜編〜
自転車で路地裏をめぐるショートトリップ
徳島は車社会。市内の主要道路には車があふれています。
自転車で走るには少し気を使いますが、実は一本裏側の道を行くと交通量が一気に減り走りやすくなります。
この特集では車のいない道、車が通れないような道を選んで繋ぐ徳島的路地裏散策の楽しみ方を紹介します。
市内中心部は区画整理が進み、昔の面影はなくなりつつありますが、ほんの少し中心部から離れるだけで、
昔から変わらず、そこに住む人々の生活にかかせない生活道は生き続けています。
目的地へ向かうのではなく、道を巡り、道から町の歴史に思いを馳せる。
歩くには長すぎ、モーターバイク、車は通れない、自転車にしかできないショートトリップへ出発しましょう。
主な散策地
市内の海沿いに位置する漁師町津田、津田に旧国道を挟んで隣接する 新浜、そして商業地域の沖浜の3か所。
その3か所を繋ぐルートも車通りのほぼない道を選んで進みます。
津田には、整備された道路の間を縫うように張り巡らされた路地が、現在も住民の方々の生活道として機能しています。
それはまさに迷路のようで、訪れる人々を魅了しつづけます。
漁師町、狭い路地、漁港、迷路を キーワードに自転車で散策します。
新浜には昭和レトロをそのまま体感できる雰囲気が残っている地域があります。
昔から変わらぬ町の風景は、そこを知るものにはほっとする場所、初めて訪れるものにも何故か懐かしい場所。
錆びたトタンの上を歩く 猫なんかも絵になってしまいます。
沖浜、商業施設が立ち並び交通量も多い沖浜、実は国道55号とJR牟岐線の間にある昔からの住宅街は、入り組んだ細い路地の組み合わせで構成され、どこへ出るかわからない面白さがあります。
コースの概要
距離目安 20km(コースを辿った場合) 行程 5時間程度(休憩、食事等含む)
ぺース ゆっくり
自転車:種類問わず
装備:ヘルメット(推奨)、リュックなどの自転車に乗りやすいバッグ(財布、タオル、ドリンクなど)
補給ポイント:コンビニエンスストアが各所にあり
スタートは徳島市広域観光案内ステーション(トクシマウェルカムセンター)、22年月7から徳島駅前アミコ1Fに移転オープン、英語が話せるスタッフが常駐し、市内だけでなく県内広域の観光案内ができる施設となっています。
四国縦断自動車道新町川橋にて
津田の裏路地、細い道が町中に張り巡らされ、車、バイクとは無縁のゆったりした時間が流れます。
新浜。昔は多くの公営団地が立ち並んでいましたが、今その役目を終えた建物が多く少しずつ解体されてます。
この団地が並ぶ辺りにタイムスリップしたような一角があり、ノスタルジックな雰囲気を醸し出しています。
沖浜。国道から繁華街方面へ抜ける裏道として、車通りが意外と多い路地もあるので、
少し注意が必要ですが、住宅街の中の曲がりくねった裏路地に入り込むと車通りもなく、
何度通ってもどこにでるかわからない面白さがあります。
ただ迷ってもそう広くない範囲なのですぐにどこか広い道に出るのでご安心下さい。
NAGAYAにて
沖浜を抜けるとゴールまであと少し。秋田町、栄町、富田町など夜の街をのんびり通過し、
新町橋を渡り信号を2つ抜けると
ゴールの徳島市広域観光案内ステーション(トクシマウエルカムセンター)に到着。
お疲れ様でした。
サイクリングのヒント
①ルート確認、ルート通りにいくには?
今回ご紹介したルートは、3つの地域を効率よく回るためのものです。
ルートを参考に、3つの地域をゆったり1つづつ訪問したりというのもありです。
時間と体力と相談しながら散策してみましょう。
②駅前にはレンタル電動自転車もあるのでこちらを利用するのもいいかも。
徳島駅前地下自転車駐車場ではレンタサイクルを行っています。シティサイクルと電動アシスト自転車があります。
利用料金はどちらも1日1台につき5時間未満270円、5時間以上(1日)450円。(保証金として3,000円必要)
詳しくは「徳島駅前地下自転車駐車場」(営業時間6:00〜20:00)までお問合せください(088-652-6661)。
③路地裏は狭い道がほとんど、道の周りには密接して民家が立ち並んでいます。
ゆったりとしたペースで雰囲気を味わいながら進んで下さい。
住民の方が歩いておられたら、優先して道をお譲り下さい。
また見通しが悪い箇所も多いので安全確認を確実に。