
海外からも人気を博しています。また阿波藍を使った「阿波正藍しじら織」は国の伝統工芸品に指定された織物。
いずれも昔ながらの手法で丹念に染めや織りを行っています。
各工房ではこうした工程を見学でき、また小物などの藍染体験も可能。
世界に一つだけの「ジャパンブルー」を求めて、阿波藍の世界へと出かけませんか。

江戸末期の創業以来、天然藍を使用した昔ながらの天然灰汁発酵建ての技法で阿波藍染めを行っている工房。現当主の六代目古庄紀治さんは、「現代の名工(国選定卓越技能者章)」。工房ではその卓越した技術にふれられるだけではなく、藍染体験も受け付けています。運が良ければ藍建てや染めの工程を見ることができ、染めを繰り返すごとに色合いを変えていく阿波藍の世界の奥深さを知ることができます。見学・体験は事前に申し込みが必要。




化学薬品を使用しない「天然藍染」にこだわっています
9:30~15:00(14:00までに入場)
日曜、祝日、お盆、年末年始定休
藍染体験1,000円〜(要事前予約)
明治30年創業で、阿波藍と阿波しじら織の両方を手がけている工場。阿波しじら織は、経糸の張力差を利用して生まれる独特のシボ(凸凹)が特徴で、サラリとした肌触りの良さが特徴。浴衣はもちろん、シャツやインテリア用品など現代の暮らしにフィットする品も多数生み出されています。ここでは予約制で織物工場の見学や藍染体験を受け付けており、ショールームでは多彩な藍染、しじら織製品のショッピングも楽しむことができます。

売られています






10:00〜16:00 定休日 土・日曜、祝日
藍染体験1,000円〜(要事前予約)
「自分のお気に入りの品を藍で染めたい…」。そんなわがままな要望に応えてくれるのが、明治40年創業の藍染工芸館。手持ちのハンカチやシャツ、ジーンズなど綿・絹・麻などを持ち込みで染めることができます(予約制)。しかも一人から受け付けているので、ぜひ気軽に問い合わせを。工房としては型染めを得意としており、ショールームでは阿波しじら織の製品も扱っています。暮らしに取り入れたいインテリア用品もぜひチェックしてください。
伝統的な模様が染め抜かれた反物。阿波おどりの手ぬぐいや浴衣にも使われているそうです



9:00〜18:00(体験は10:00〜16:00受付)
定休日 1月1日(12月31日は午前中のみの営業)
藍染体験1,000円〜(染めるものの大きさにより異なる)(要事前予約)
藍染体験で人気の藍染工房ルアフ。工房内のストーブで薪を燃やして作る灰を用いた天然灰汁発酵建ての藍染めは、薬品に頼らない古くからの伝統技法です。藍染体験は手ぶらでも可能ですが、Tシャツやジーンズなど自分で染めたいものを持ち込んでもOK。キッズスペースがあるので小さな子ども連れで体験できるのも嬉しいポイントです。なんと、ルアフでは藍で髪を染めることも(予め髪を脱色しておく必要があります)。藍染体験をすれば髪染めは無料です。
染模様のデザインは事前に考えておくとGOOD。体験時にどのように染めればいいかは丁寧にレクチャーしてくれます


天然灰汁発酵建てだからこそ安心してできることです

