食べなきゃソンソン♫
とくしま、阿 波 尾 鶏 食べ歩き
長年の研究開発を経て、平成2年に2月から販売を開始した徳島の地鶏「阿波尾鶏」。
平成10年には「地鶏」としては生産量日本一に輝くなど、その人気はもはや全国区です。
低脂肪で適度な歯ごたえがある身質と豊富な旨み成分が特徴の「阿波尾鶏」。
その特徴を知り尽くしたご当地の料理人ならではの、さまざまな「阿波尾鶏」料理をご紹介します。
「阿波尾鶏」を料理して28年! 「鳥巣亭(とすて)」
「阿波尾鶏」が誕生した平成2年より、いち早く取り扱いをスタート。大将いわく、「自分が試食して美味しかった」のがきっかけだとか。皮が薄く、肉に臭みがないという点に惚れ込んだそうです。肉本来のうま味が強いので、「モモ焼き」は塩のみで調味。「つくねステーキ」は自家製のタレ、卵黄をからめて食べるのがこの店の流儀。観光客はもちろん、海外から徳島を訪れた方も舌鼓を打っています。
一人でもグループでも利用しやすいように、カウンターとテーブル、座敷を用意
珍しい料理で美食家を魅了! 「坐 とりじろう」
洒落た雰囲気の居酒屋は、「阿波尾鶏」をバリエーション豊かな調理法で味わうことができます。「当店では部位ごとの特色を見極めて、それにふさわしい調理法を開発しているんですよ」と店長さん。「モモバラ焼き」は炭火で香ばしく焼き上げ、鶏油(ちーゆ)を香り付けに使用。スダチ果汁や柚子胡椒を付ければ一層味わいは豊かに。「阿波尾鶏一夜干し」は鳴門の天然塩で下味を付けて、干すことにより、うま味を凝縮しています。
炭火で一気に焼き上げることで、
香ばしく仕上げています
香ばしく仕上げています
坐(ざ)とりじろう
徳島市富田町1-20 KENBAN ビル1F Tel.088-678-4099
営業時間/17:00〜24:00
定休日/日曜(月曜が祝日の場合、日曜営業で月曜休業)
営業時間/17:00〜24:00
定休日/日曜(月曜が祝日の場合、日曜営業で月曜休業)
阿波尾鶏のモモ肉をガブリと大胆に! 「骨付き阿波尾鶏 一鴻(いっこう)」
この店の看板メニューは、17種の香辛料や調味料ブレンドした秘伝のタレで骨付きのモモ肉を味付けし、特別注文の釜でじっくりと焼き上げた「骨付き阿波尾鶏」。この地鶏特有のコクと甘み、弾力のある歯ごたえをぜひ味わってください。スパイシーな味わいは、お酒との相性も良いようです。店内にはカウンターやテーブル席に加えて、個室や団体席も用意しています。
店頭には阿波おどりの連の名を記した提灯が賑やかに吊るされています
「座敷もあるので大人数でも安心してどうぞ」と店長
備長炭でじっくり焼いた焼き鳥を
「とりとり」
「とりとり」
昭和47年に創業し、現店主に引き継がれてから24年を経た人気店。「阿波尾鶏」は誕生当初から扱っており、映画ロケのために徳島に滞在していた俳優さんも足繁く通ったとか。基本は焼き鳥。じっくりと火を通すために備長炭を使い、秘伝のタレは46年間継ぎ足して使っています。地元の柚子やスダチを使うサワーとの相性抜群!
駅前という場所がら、出張族も気兼ねなく座れるよう
1階はカウンターが主体
1階はカウンターが主体
受け継がれてきたタレは「うちの宝物ですよ」と店長
阿波尾鶏を秘伝のタレで香ばしく 「居酒屋とくさん」
店には生簀があり、新鮮な海鮮料理が味わえる「とくさん」ですが、実は阿波尾鶏指定料理店でもあります。阿波尾鶏のモモ肉を香ばしく焼き上げた照り焼きやは、ボリュームたっぷり。他にも1本から注文できる焼き鳥、手羽先などがあり、いずれも秘伝のタレが阿波尾鶏の味を引き立てます。1階のカウンターはお一人様も大歓迎で、スタッフさんとの会話を楽しみながら過ごすのもいいですね。ゆったりと過ごせる畳の間や掘りごたつの部屋もあり、グループ客も安心して訪ねることができます。
広い座敷もあり、宴会など大勢のお客様にも対応
居酒屋とくさん
徳島市寺島本町西1-42 EBISUビル Tel.088-654-1930
営業時間/17:00〜23:00 定休日/日曜
営業時間/17:00〜23:00 定休日/日曜
「阿波尾鶏」は徳島県の豊かな自然の中で、じっくりと80日間かけて育てられます。また肉質をよくするための特別な餌を与えることも特徴となっています。研究開発までには多くの苦労があったそうですが、徳島市の料理人たちはそんな苦労に報いるために、丁寧かつオリジナリティあふれる調理でこの素材を大切にしています。そんな料理人さんの心意気も、一緒に味わってくださいね。