展示会では、徳島県内、吉野川流域で発展した江戸時代以来の藍商の流れを汲み、明治以降は酒造・紡績業などにも携わった名望家・素封家の家に伝わった近代日本画のコレクション=名付けて「阿波藍商コレクション」の名品を、はじめてご紹介。
明治から大正、昭和初期にかけて活躍した当主によって収集された、このコレクションは、横山大観や下村観山をはじめとする日本美術院系の画家を中心に、富岡鉄斎、あるいは上村松園など京都画壇、関西系の画家をも交えた近代日本美術史を彩る主要作家の作品が網羅されています。
阿波藍の隆盛によって蓄積された藍商の富を背景にして、はじめて可能となった一大コレクションであるとともに、それが徳島大空襲の戦火をまぬがれ、戦後から現在にいたるまで人知れず守り伝えられた奇跡のコレクションともいえるでしょう。この秋、阿波藍商の後裔が育んだ美意識に触れていただきながら、近代日本美術の精華をご覧能ください。
【とき】
令和4年10月8日(土曜)から11月27日(日曜)まで
9:30から17:00まで(入場時間は16:30まで)
※月曜日(祝日の場合は開館)を除く
※祝日の翌日(日曜・祝日の場合は開館)
【ところ】
徳島城博物館 企画展示室 他
(徳島町城内1番地の8)
【入館料】
一般500円、高校・大学生 300円、中学生以下無料(20名以上の団体は2割引)
特別展記念講演会「阿波藍商コレクションが語る、近代日本画のエッセンス」(要申し込み)
【とき】
令和4年10月10日(月曜) 13:30から15:00まで
【講師】
古田 亮氏(東京藝術大学大学美術館 教授)
【定員】
40人(先着)
【申込方法】
開館時間内に、電話(088-656-2525)で申し込み。
※定員に達した場合には、徳島城博物館ホームページまたは公式Twitter等でお知らせいたします。
展示解説
【とき】
令和4年10月22日(土曜)、11月26日(土曜)
各日14:00から15:00まで
※展示解説は申し込み不要です。参加希望の方は、当日博物館までお越しください。
詳しくは、次のリンクをご覧ください。
徳島城博物館ホームページ