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阿波人形浄瑠璃の世界

阿波人形浄瑠璃の世界
〜全国屈指の人形浄瑠璃の聖地〜
庶民の娯楽として、古くから愛されてきた人形浄瑠璃は、
16世紀末に淡路島で発祥したといわれています。
全国に根付いている日本ならではの伝統文化ですが、徳島では江戸時代に
阿波藩主・蜂須賀公の庇護・奨励を受けたことから、人形浄瑠璃が盛んに上演されてきました。
徳島は現存する農村舞台の数が全国一を誇っており、
今でも各地で地元の人形座による公演が定期的に行われています。
そして、優れた人形師(人形の頭をつくる職人)も多く輩出しており、
新作、補修を含め頭の注文が全国から舞い込んでいます。
また、市内には常設の浄瑠璃舞台もあり、
いつでもその魅力にふれることができます。
まずはここで基礎知識を身につけて
あわぎんホール 阿波木偶資料館
阿波木偶(でこ)とは、人形浄瑠璃で使用される人形のこと。農村舞台で盛んに上演が行われた徳島の木偶は、頭が大きいのが特徴となっています。そんな阿波木偶の基礎的な知識を身につけられるのがこの施設。館内には約600点の頭や衣装、小道具などが展示されています。また舞台上演の様子が分かる展示もあり、阿波木偶や人形浄瑠璃に関する基礎的な知識を身につけられます。無料で入館できるので気軽に訪ねてください。
展示コーナーそれぞれにストーリー性があり、展示を見るごとに阿波人形浄瑠璃の世界へと引き込まれていきます。

 

阿波木偶資料館
徳島市藍場町2-14 Tel.088-622-8121
開館時間/9:30〜17:00
休館日/隔月1回 及び年末年始 12月29日〜1月3日
(メンテナンスや展示替えのための臨時休館あり)
入館料/無料

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人形師自らが楽しい案内人に
阿波木偶人形会館
現代の名工でもある人形師・初代人形健の技を受け継ぐ二代目人形健が、自ら舞台に立ち、阿波木偶人形のカラクリを詳細に解説してくれるという貴重な体験できる施設。どのように人形が表情を変えるかが分かり、いっそう興味を持つことができます。二代目の軽妙な語り口で、多いに盛り上がることうけあい!またビデオによる芝居の上映、世界一のジャンボ頭の展示など、時間を忘れて楽しむことができる充実した施設になっています。

美しい女性が夜叉の顔に一変。精巧なカラクリを人形師自らが解説してくれるのがこの施設のウリです。

阿波木偶人形会館
徳島市川内町宮島本浦226-1 Tel.088-665-5600
開館時間/9:00〜17:00 休館日/日曜、第1・3月曜
入館料/大人500円

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阿波人形浄瑠璃を毎日上演
徳島県立阿波十郎兵衛屋敷
国指定重要無形文化財の阿波人形浄瑠璃を毎日上演している常設の芝居小屋。人形浄瑠璃の人形は、3人で1つの人形を操るのが特徴です。3人の息が合った時、人間が演じる以上に人間らしい表現が生まれます。ここでは地元で活躍する人形座が、有名な演目である「傾城阿波の鳴門」を上演。土・日曜、祝日には太夫や三味線も出演し、いっそうの盛り上がり。海外からの訪日客からも人気です。


人形座の皆さんの熱演を見た後には、記念撮影のための時間も設けられています。

徳島県立阿波十郎兵衛屋敷
徳島市川内町宮島本浦184 Tel.088-665-2202
開館時間/9:30〜17:00(7・8月は〜18:00)
休館日/12月31日〜1月3日 入館料/大人410円

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昔ながらの農村舞台を体感!
犬飼農村舞台
阿波人形浄瑠璃は、各町や村の神社の境内などに設けられた農村舞台によって支えられてきました。明治6年に五王神社の境内に建てられた犬飼農村舞台も、そんな文化を支えてきた施設。昔のままの襖カラクリの装置が残されているとても貴重な農村舞台で、国の重要有形民俗文化財に指定されています。年に1回、文化の日に開催される公演には、地元の方はもちろん、遠方からも愛好家が駆けつけて、普段は静かな集落がこの日ばかりは大賑わいとなります。その熱気にふれることで、阿波人形浄瑠璃の世界を体感してください。

犬飼農村舞台
徳島市八多町八屋67-3
Tel.088-621-5419(徳島市教育委員会)
開催は文化の日

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徳島市内にある人形浄瑠璃にまつわる施設を訪ね歩いていると、海外から徳島を訪れた方々の姿が目立っていました。繊細な日本の文化を体現した人形浄瑠璃は、徳島が世界に誇る風物として進化を続けています。
取材・編集/四国旅マガジンGajA編集部 掲載内容は2018年12月現在のものです。


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