ポルトガル・マカオ時代
ポルトガル・マカオ時代
モラエス家
厳格な官吏の父、穏やかな教養人の母 、5歳上の姉、3歳下の妹 。家族とは頻繁に手紙を交わしていました。
リスボン時代
幼少期から、海軍兵学校を卒業し少・中・大尉昇任まで。美少女や人妻に恋して、心を震わせた時代です。
マカオ時代
少・中佐として重要任務に尽力するも、日本出張中に港務司令ポストを奪われ、神戸で外交官への猟官運動を行いました。
玩具・小品
青と緑の陶器製玩具(15×5mm)、果物の種と木片に精巧な彫刻を施した根付二種(20×15mm)です。
海軍将校の肩章
ポルトガル海軍将校(中佐)の肩章(12×85mm)。濃紺色をベースに波のうねりがデザインされています。
カード入れ
可憐な花が咲く木の枝と、そこに遊ぶサルを両面に木彫。周りは象牙や貝で細やかに装飾(64×90mm)されています。
ビロード袋(タバコ入れ)
刻み煙草入れとして愛用した黒ビロード製の巾着袋。鹿角を輪切りにした留め具は、使用感のある色合いです。(徳島県立図書館寄託)
ケープタウン土産しおり
小動物の耳(140×30mm)に表裏から小花刺繍が施されたしおり。海軍士官時代にケープタウンで購入したと推察されます。(徳島県立図書館寄託)
フランシスカ写真小額
最愛の妹(愛称シーカ)。死の直前まで交わした膨大な手紙のやりとりは『モラエスの絵葉書書簡』に収録されています。
帆船模型
帆船 : コルベット艦ミンデロ号。1878~83年モザンビーク鎮守府の奴隷密貿易取締り任務等で乗艦しました。
モラエスの生家
リスボンのケーブルカー「ラブラ線」で登った丘の上に建つ3階建6戸の集合住宅。3階右側がモラエス生家です。
モラエスの航路図
21歳から44歳まで、葡国海軍軍人として米国・アフリカ・マカオを拠点に東アジア各地を巡りました。
小原稿(日記、戯曲、詩)
11〜15歳頃自筆で制作した挿絵入り詩集・物語など。 8 ~12P の掌大でいずれも未刊行の貴重品です。
モラエス父の肖像画
まるで写真のような父親像は、薄い象牙板を用いてマカオの画家に描かせ、父親への敬愛の情が伝わる一枚です。(徳島県立図書館寄託)
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