書籍
日本夜話(原書)
1926年リスボン 神戸領事時代、雑誌「セロンイス」に連載した関西地方の散策随想や大津事件の感想文です。大日本(原書)
1897年リスボン ガマのインド航路発見400年に際し、盛大な国家的祭典当日(6/28)に記念出版しました。徳島の盆踊(遺品)(原書)
1916年ポルト モラエスが座右に置いていたという貴重な遺品本。使い込まれた表紙に愛着を感じます。日本通信(1905~1906)(原書)
1917年ポルト 新聞「コメルシオ・ド・ポルト」連載中の記事。日露戦争編に続く「日本生活」編です。日本通信(1907~1908)(原書)
1924年ポルト 『日本通信』第2集・第一巻として、1907~08年分の新聞掲載通信を一冊にしました。極東遊記(原書)
1895年リスボン ア・ダ・シルヴァの筆名で書いたタイ・中国・日本に関する20編余の珠玉の短編集です。おそろし(原書)
1933年リスボン 親友ディアス・ブランコ陸軍大佐との書簡集。共和制に寄せる思いの真摯さに圧倒されます。メンデス・ピントと日本(原書)
1920年ポルト ピントは鉄砲伝来時に来日したとする冒険商人。モラエスはピント著『遍歴記』で検証しています。支那日本風物誌(原書)
1906年リスボン 民話や祭礼等に関する随想を纏めた風物誌。日本12編、支那3編、マカオ2編が書かれています。日本歴史(原書)
1924年ポルト モラエスが尊敬する皇室に、『古事記』『日本書紀』等を絡ませ、随想風に日本史を語っています。おヨネとコハル(原書)
1923年ポルト 22歳のコハルを結核で亡くし、永遠に去った彼女への憐憫・追慕の情に満ちた作品集です。徳島の盆踊(原書)
1916年ポルト 徳島に移住して半年後から執筆し、翌年秋稿了。表紙も含めイラストは自筆です。モラエスの恋(原書)
モラエス没後8年、故郷リスボンにてA.ペレイラとO.セザルの共著により出版された初伝記です。O Culto Cha(原書)
1905年、宇治茶の製法を見学、和紙に色彩豊かな美しい挿絵を挿入して、唯一日本で出版した美本です。日本歴史・日本夜話・極東遊紀・大日本・日本精神
1926・徳島で庶民と暮らして得た、日本人の何気ない習慣や愛・死、心の内奥の「日本人観」を5分冊になっています。極東遊記(花野富蔵 訳)
1895・リスボン 1888~94年の朝刊新聞にア・ダ・シルヴァ名で執筆・出版した珠玉の短編集です。おヨネと小春(花野富蔵 訳)
18編の短編をサウダーデの情とともに二人の女性に捧げた小品集。衝撃・憐憫が痛々しく綴られています。日本夜話(花野富蔵 訳)
雑誌『セロンイス』に掲載。関西各地を逍遥して綴った随想記で、異国情調等の独自の目線が光る短編集です。徳島の盆踊(花野富蔵 訳)
大正初期、終の棲家とした徳島での素朴な生活ぶりの中、「盆」を通した死者との再会を夢想させます。日本精神(文庫本/河出新書)(花野富蔵 訳)
日本人の伝統的な考え方・感じ方の特殊性を精緻な観察力で分析し、外国人だから気づける日本人論を展開しています。
著者名/モラエス 翻訳者名/花野富蔵 発行社/河出書房新社
日本精神(第一書房)(花野富蔵 訳)
「芸術」で日本人は全て芸術家とし、その芸術は自然崇拝的で商業主義と評論。「文学」は『枕草子』を絶賛しています。モラエスの絵葉書書簡(岡村多希子 訳)
徳島市保管の絵葉書609通(1910~29年)は、妹シーカ宛て。13年7月8日以降は徳島から発信されています。
著者名/モラエス 翻訳者名/岡村多希子 発行社/彩流社
ポルトガルの友へ(岡村多希子 訳)
軍医ロドリゲス、旧友カンポスとの通信は穏やかです。後任領事とは、亜珍が結婚を迫る下りの緊張感が圧巻です。
著者名/モラエス 翻訳者名/岡村多希子 発行社/彩流社
日本精神(岡村多希子 訳)
『日本精神』は「日本の土」になろうとした最晩年の作品で、日本研究の集大成とし、愛した日本への遺言書です。
著者名/モラエス 翻訳者名/岡村多希子 発行社/彩流社
おヨネとコハル(岡村多希子 訳)
二人の阿波女が醸す情緒や哀愁と、結核という過酷な現実。当時の地方大都市・徳島も描写されています。
著者名/モラエス 翻訳者名/岡村多希子 発行社/彩流社
大日本-歴史・芸術・茶道-(花野富蔵 訳)
ガマのインド航路発見400年祭にリスボン地理学会が発行。日本の歴史・芸術・日本人の心とその目線などに注目です。日本人モラエス
翻訳者・花野富蔵としてではなく、一人のモラエス文学研究者・花野富蔵として、1940年1月に出版しました。夜明けのしらべ
来徳を重ね、多角的視点で捉えた元駐日ポルトガル大使 A・マルチンスのモラエス伝記です。五月書房1969年刊行。
著者名/アルマンド・マルチンス・ジャネイロ 翻訳者名/野々山ミナ子・平野孝国 発行社/五月書房
日本歴史(花野富蔵 訳)
1926・鉄砲伝来等、葡国の関係した日本の歴史を編纂。日本に賛辞を呈し、自国民に奮起を促しています。おヨネとコハル・徳島の盆踊(花野富蔵 訳)
モラエスの特質と文学的香気を伝え得る「アンソロジー」として二作品を選定・発行されました。1970-3・集英社。定本モラエス全集(花野富蔵 訳)
『日本通信』『徳島の盆踊り』等、彼の作品をほぼ網羅した全5巻の全集です。花野富蔵訳。集英社1969刊行。