徳島に来たなら体験して欲しいことのひとつが“お遍路”。四国には弘法大師・空海が修行され、八十八カ所の霊場を開創したと伝えられています。徳島県内にはその第1番札所から第23番札所までが存在し、その内徳島市内には13番から17番までの五カ所の札所があり古くから五カ所まいりとして信仰を集めています。
今回は徳島駅前から1日でまわれる第13番札所から第17番札所までを巡礼してきましたよ!
バスに乗って第13番札所へ!
今日はバスを利用して13番札所へ移動です。
『一の宮札所前』という第13番札所のすぐ前にある停留所で下車します。第13番札所は『大日寺(だいにちじ)』。門構えからして雰囲気のあるお寺ですね。門の奥に輝いて見えるのは極彩色の『しあわせ観音』と言われる小さな観音像。ここで「幸せ」の願いを祈りましょう。
ネコ好き必見!な第14番札所
13番の次は、第14番札所に参拝です。第13番札所から第17番札所までは、全行程を歩いても約8km。ゆっくり歩いても1日で巡ることができます。道中の景色も楽しむのもひとつ。第14番札所の『常楽寺(じょうらくじ)』は、四国霊場のなかで唯一、弥勒菩薩を本尊としているお寺ですが、その他にも特徴が。境内には数え切れないほどのネコがいます。しかも、かなり人懐っこくて可愛いんです!歩き遍路で疲れた体もネコちゃん達のおかげで癒されます。続いて第15番札所『國分寺(こくぶんじ)』へと移動。残念ながら現在(2018年11月)は本堂が改修工事中で仮本堂となっていました。本物の本堂の前にある「流水岩の庭」は、国の名勝に指定されるほど美しい庭なんだとか。工事が終わったらまた見に来たいです!
第16番札所で夜泣き地蔵に出会う!
次にやってきたのは第16番札所『観音寺(かんのんじ)』です。境内を歩き回っていると、お地蔵さんを発見。その名も『夜泣き地蔵』。子どもの夜泣きを止めてくれる力を持っているんだとか。子どもだけではなくぐっすり眠れることを祈願することで利益があるそうです。
伝説の井戸の第17番札所
最後にやってきたのは第17番札所『井戸寺(いどじ)』。今回巡礼した中で一番大きな門構えです。この赤い門は『仁王門』で、中には仁王様が履くような巨大なわらじが置かれています。境内もとっても広い!ここの井戸には、その昔、弘法大師が水不足に悩む地元住民のために一夜で井戸を掘り上げたという逸話が。なるほど、それで『井戸寺』なんですね。
さて、これにて徳島市の五カ所まいりは終了!近くのバス停から徳島駅に戻れば、十分に1日でまわることができちゃいます。あなたも徳島市に来たら、自分探しの旅を徳島市の五カ所まいりで体験してみてください。